内湯:恵(めぐみ)の源泉
温泉旅館ならではの風情を楽しみながら、源泉かけ流しの湯に癒されるひととき
湯本旅館の内湯の登録源泉名は「喜四郎の湯」と言い、源泉だからこそ命名が許されています。
加水・加温・循環、消毒なしの天然かけ流し温泉です。
温泉で心身ともにリラックスし、リフレッシュしてください。
|喜四郎の湯
男女内湯「喜四郎の湯」は源泉のなかでも特別に許可を受け、温泉名が付与されています。
内装は檜造りで檜の香りを大事に守っていきます。
1.源泉名:喜四郎の湯
2.泉 質:ナトリウム・カルシウム-塩化物
硫酸塩温泉
3.泉 温:源泉 51.4℃
4.適応症:筋肉痛・関節痛、関節リウマチ
変形性関節症、腰痛、神経痛
五十肩、打撲、捻挫、冷え性
末梢循環障害、胃腸機能の低下
軽症高血圧、糖尿病等
5.入浴時間:15:00~24:00 6:00~10:00
|えりの湯
源泉掛け流し露天風呂「えりの湯」は渋温泉総合源泉からの混合泉で、比良の湯、薬師の湯、とんびの湯をブレンドして地獄谷温泉から源泉を引いております。浴槽は御影石造りと自然石を配した坪庭があり、特に雪の日は風情があります。
1.源泉名:渋温泉総合源泉
2.泉 質:ナトリウム・カルシウム・硫酸塩
塩化物温泉
3.泉 温 源泉:65.0℃
4.適応症 筋肉痛・関節痛、関節リウマチ
変形性関節症、腰痛、神経痛
五十肩、打撲、捻挫、冷え性
末梢循環障害、胃腸機能の低下
軽症高血圧、糖尿病、疲労回復
冷え性、高コレストロール血症
軽い喘息または肺気腫、痔
自律神経不安定、ストレス等
5.入浴時間:15:00~24:00 6:00~10:00
※貸し切りになりますので、ご利用の際はフロントまでお申し出ください。
外湯:1300年続く歴史と湯守の源泉
渋温泉ならではの温泉街の風情を楽しみながら
源泉かけ流しの九つの湯を巡り、癒されるひととき
〇渋温泉の歴史と巡浴祈願(九つの外湯巡り)
Photo by https://www.shibuonsen.net/
Photo by https://www.shibuonsen.net/
今から1300年前の神亀年間(奈良時代)、東国を巡行した高僧 行基菩薩によって発見された渋温泉。
行基が刻んだ薬師如来さまは、渋温泉大湯の守護として現在に至るまで見守られております。
いつの頃からか九つある外湯は薬師如来さまの功徳にあやかるべく、浴場巡りの習いが定着しました。
九つの湯を巡ることにより九(苦)労を流し、厄除け、病魔退散、安産、育児健康、不老長寿を願い、
手拭や腹帯に願をかけ渋薬師庵にお詣りする習わしでございます。
石畳や歴史ある旅館の裏通りには、いまも古き佳き湯治場の風情があちらこちらに。
絵画は小布施、川柳句は渋温泉という葛飾北斎の《卍号川柳句碑》が187句も温泉街にあり、
温泉で温まった身体を冷ましながらお楽しみくださいませ。
開湯:1757年(宝暦7年) 名僧行基が最初に発見した温泉で、托鉢の鉢を洗ったことから鉢湯と 云われていたものを、いつの頃からか初湯となり今に伝わっています。 胃腸に良く効く事から、「胃腸の湯」とも呼ばれています。 効能:胃腸
開湯:1828年(文政11年) 昔、笹藪の中から温泉が湧き出していた事から、笹湯と呼ばれてきました。 笹の成分が温泉に溶け出して湿疹などに良く効くと云われています。 また病気の快復時に効果が有ると云われ「仕上げの湯」とも呼ばれています。 効能:湿疹
開湯:1754年(宝暦4年) この浴場が出来た頃の温泉には白い湯花が混じっており、 それが綿に似ているところからこの名前が付けられております。 婦人風呂は特に「子持ちの湯」とも名付けられておりますが、 この温泉で湯治する事により、子宝に恵まれる人が多いからでしょう。 切り傷は皮膚病等にも効果が有ります。 効能:切り傷、おでき、子宝
開湯:1926年(大正15年) その昔、長い間の念願であった地獄谷からの引湯に成功した時、 その快挙を祝福して当時の人々が松の湯と共に名付けました。 慢性通風にはゆっくり患部を温めると効果があります。 効能:痛風
開湯:1926年(大正15年) 竹の湯と相前後して完成したのがこの松の湯です。 「あなたを待つ湯」などと昔の人は洒落て云っていたらしく、 ここが集会所の役目を果たしていたようです。 神経痛や病気の快復時に良い様で、湯の中で身体を動かすと痛みが軽くなります。 効能:脊椎病、神経病
開湯:1717年(享保2年) その昔、目を洗って眼病を癒した、と云われている事から命名されています。 温泉が、滝の様に湯船に落ちていた頃は、滝の湯とも呼ばれていました。 また、肌がきれいになる事から「美人の湯」とも呼ばれています。 効能:眼病
開湯:1740年(元文5年) 非常に古い時代に開設されたこの浴場は、 最初は温泉が七本の滝となって湯船に流れ落ちていたと云う事です。 また、七つの病気に効く。とか、 七回入れば病が全快する。などと云われております。 効能:外傷性緒障害
開湯:1870年(明治3年) 源泉は、裏山の神明山から湧き出し、昔は滝の様な打たせ湯で 疲れを癒やした所から命名されています。 婦人病に良く効き、子宝にも恵まれるお湯だと云うことから、 「子宝の湯」とも呼ばれ親しまれています。 効能:婦人病
開湯:724年(神亀年間) 渋温泉を代表する天下の名湯で、高僧行基により発見された霊泉です。 巡浴祈願の最後に入浴し、それから薬師庵に登り 薬師如来様に心を込めてお参りしていただきます。 万病に効くと云われておりますが、特に神経痛・リウマチ等に効く事で有名です。 また源泉(地下にあります)の湯気を利用した蒸し風呂もお楽しみいただけます。 屋上には同じ源泉の足湯もございます。 効能:神経痛、リューマチ
渋薬師庵の創建は神亀年間(724~729年)、 行基菩薩(東大寺の「四聖」の1人)が行脚の折この地を訪れた際、 源泉を発見し、温泉の効能を住民に広げると共に薬師如来像を 自ら刻み安置したのが始まりと伝えられています。 現在の御堂は昭和6年(1931)に再建されたもので 入母屋、銅瓦棒葺、妻入、1間唐破風向拝。 渋温泉にある9つの外湯を巡った後に最後に参拝すると 念願成就すると云われています。 毎年5月、10月には例祭(行基祭:温泉祭)が盛大に行われます。 薬師如来は疾病治癒、延命、災禍消去を司る仏である事から 法薬、医薬を持って全ての病を治すとされます。 本来、仏や仏教は現世でそれらを信じれば、 死後、極楽に行けるといった宗教観ですが、 薬師如来は現世で御利益があるという珍しい仏様です。 特に病気や怪我などの治療の為、湯治に来ている民衆にとっては これ程ありがたい事はなく信仰の対象になったと思われます。